GETTAどうぶつ歩きでかけっこが変わる|遊びながら走りの土台を育てる

この記事でわかること
  • かけっこが変わる土台=多様な移動運動と全身の協調・神経の発達であること
  • なぜ一本歯下駄とどうぶつ歩きが、対側の連動と足裏感覚を育てるのか
  • GETTAどうぶつ歩きの手順を3段階のレベル表と動画
  • 多様に動く・対側を使う・大人が見守り楽しむ、という安全に伸ばす着眼点
監修:宮崎要輔(合同会社GETTAプランニング代表・一本歯下駄GETTA開発者)

かけっこを速くしたいとき、まっすぐ走る練習だけでは土台が育ちません。くま歩きやかに歩きのようなどうぶつ歩きは、手と足を交互に使い、全身を多様に動かす遊び。これが走りの土台になる神経のつながりを育てます。一本歯下駄GETTA(一本下駄とも表記されます)を使えば、足裏と足指の感覚も一緒に目覚めます。10分の遊びでも、走りが変わるきっかけになる一篇です。

どうぶつ歩きの正体——多様な移動運動と神経の発達

どうぶつ歩きは、ただの遊びではありません。くま歩き(手足で進む)やかに歩き(横へ進む)は、手と足を対側(クロス)で交互に使い、肩・体幹・股関節を一度に協調させる全身運動です。走りも突き詰めれば、右手と左足が同時に出る対側の連続。どうぶつ歩きは、その連動を遊びのなかで自然に経験させます。

子ども時代は神経系がぐんぐん育つ時期です。まっすぐ走るだけでなく、這う・横に進む・跳ねるといった多様な動きを経験するほど、走りの土台になる神経のつながりが豊かになります。どうぶつ歩きが狙うのは、この多様な移動運動を通じて、全身を自在に使える体を育てることです。

かけっこは、走り込みだけで速くならない。
多様に動く遊びが、走りの土台の神経を育てる。

動きの種類が少ない体は、走りも単調になります。どうぶつ歩きと一本歯下駄は、対側の連動と足裏の感覚を遊びながら呼び覚まします。

なぜ一本歯下駄とどうぶつ歩きが効くのか

どうぶつ歩きは、手と足を対側で交互に使う動きの宝庫です。これは走りの基本である対側の連動そのもの。さらに一本歯下駄を取り入れると、立つ・支えるときに足裏と足指が地面を読もうと働き、足裏の感覚が同時に育ちます。多様な四肢の連動と足裏の目覚めが一度に起こるため、走りの土台が幅広く育つのです。

子どもは本来、五歳の身体性——神経のループが開き、全身を自在に使えていた状態を持っています。どうぶつ歩きの遊びは、その自然な身体の使い方を保ち、伸ばします。足裏で地面を感じ分ける解像度が育つことで、走る・跳ぶ・止まる・曲がるといった動きがしなやかになり、結果としてかけっこも変わっていきます。

場面動きの種類が少ない子多様に動ける子
動きの種類まっすぐ走るだけ這う・横進み・跳ねるなど多様
手足の連動バラバラに動く対側で交互に協調する
全身の協調部分でしか動けない肩・体幹・股関節が連動する
足裏・足指眠っている一本歯下駄で地面を読み目覚める
走りの土台神経の経験が少ない多様な移動運動で豊かに育つ
取り組み方やらされる練習楽しい遊びとして続く

GETTAどうぶつ歩きのやり方【動画+段階表】

GETTAどうぶつ歩きは、多様な動きと足裏の感覚を遊びながら育てる一篇です。上手さより、いろいろな動きを楽しむことが大切です。動画でやり方を見て、お子さんに合うレベルから、大人がそばで見守って始めてください。

▶ 動画で見るGETTAどうぶつ歩きでかけっこが変わる(宮崎要輔 解説)
レベル内容目安狙う働き
Lv.1
素足のどうぶつ歩き
まずは素足で、くま歩き(手足で前へ)やかに歩き(横へ)をやってみる。手と足が交互に出る対側の動きを、笑いながら経験する。各30秒〜1分対側の連動・全身協調
Lv.2
一本歯下駄でバランス
大人が手をつないで支え、一本歯下駄で母趾球を意識して立つ・ゆっくり歩く。足裏と足指で地面を読む感覚を確認する。1〜2分足裏感覚・バランス
Lv.3
GETTAどうぶつ歩き遊び
安全な範囲で、どうぶつ歩きの要素を取り入れた遊びにする。いろいろな動きを織り交ぜ、10分ほど楽しむ。対側の連動と足裏の目覚めを大切に。楽しめる範囲で多様な移動運動の統合
安全のために:一本歯下駄を子どもが使うときは、必ず大人がそばで見守り、手をつなげる安全な場所で行ってください。素足のどうぶつ歩き(Lv.1)から始め、一本歯下駄は無理のない範囲で。痛がる・嫌がるときはやめ、遊びとして楽しめる範囲で続けるのがいちばん伸びます。床が滑らないか、周囲に危険物がないかも確認してください。

効果を最大化する3つの着眼点

1. いろいろな動きを楽しむ

走りの土台は、動きの種類の豊かさで育ちます。くま・かに・うさぎなど、いろいろなどうぶつ歩きを織り交ぜて、多様な動きを遊びのなかで経験させてください。これが五歳の身体性を保つ近道です。

2. 対側(手と足の交互)を使う

走りの基本は対側の連動です。どうぶつ歩きで右手と左足が交互に出る動きを楽しむことで、走りに直結する全身の協調が育ちます。上手でなくても、繰り返すうちに自然と身につきます。

3. 大人が見守り、一緒に楽しむ

一本歯下駄は不安定な道具です。手をつなげる距離で大人が見守り、できれば一緒に楽しんでください。安心して笑える環境こそ、のびのびと走りの土台を育てます。

注意点と安全な進め方

一本歯下駄は不安定面の道具で、お子さんが使うときは必ず大人が付き添ってください。素足のどうぶつ歩きから始め、一本歯下駄は手をつなげる安全な場所で無理のない範囲に。床が滑らないか、ぶつかる物がないかを確認し、痛みや強い疲れ、嫌がる様子があればすぐにやめます。年齢や発達には個人差があるため、お子さんの様子を最優先に、短い時間を楽しく続けてください。

よくある質問(FAQ)

本当に10分でかけっこが変わりますか?
どうぶつ歩きのような多様な動きは、走りの土台になる神経のつながりを刺激するため、短い時間でも体の使い方が変わるきっかけになります。ただし変化の出方には個人差があり、一度で劇的に速くなるというより、楽しく積み重ねるなかで動きがしなやかになっていくものとお考えください。
何歳くらいから取り組めますか?
素足のどうぶつ歩き(Lv.1)は、はいはいや歩行ができる年齢から楽しめます。一本歯下駄を使うバランスは、しっかり歩ける年齢以降を目安に、必ず大人が手をつないで見守りながら行ってください。年齢や発達には個人差があるので、お子さんの様子に合わせてください。
運動が得意でない子にも向いていますか?
向いています。どうぶつ歩きは勝ち負けや上手さを競うものではなく、いろいろな動きを楽しむ遊びです。運動が苦手な子ほど、多様な動きを経験することで全身の協調が育ちやすくなります。笑いながら続けられる範囲で取り組んでください。
一本歯下駄GETTA 宮崎要輔
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はじめまして、宮崎要輔といいます。

一本歯下駄を求めてこのページに辿り着き、この文章を読まれている方は、お子さん、子供たちに対して本当に愛のあるお父さん、お母さん、指導者の方や向上心が本当に高く、感性、感覚がとても高い選手だと思います。

だからこそ、そうした子どもたちを支える周りの大人の方々の愛、向上心の高い選手の気持ちにこたえられるように、このサイトから一本歯下駄の使い方や理論、トレーニング、活動について最大限にサポートしていきたいと思います。

まず初めに私と一本歯下駄との出会い、一本歯下駄の理論について文章で紹介したいと思います。

私が、一本歯下駄との出会ったのは、約14年前でした。当時は陸上競技で100m、400m、走り幅跳びをしていたのですが、一本歯下駄を履いたのちに走った時「競技者として自分に足りなかったのはこの感覚だった」と強く衝撃を受けたのをおぼえています。

私は小学生の頃、多くの人がそうであったように歴代で1番の選手になりたいという夢を持ってスポーツに対して無我夢中の日々を過ごしていました。

どうやったらうまくなれるか、速く走れるか、そのコツは何なのか、誰よりも努力して勉強したい。そんな夢中の中にいました。おかげで小学生の頃は野球にサッカー、陸上、バスケットボールと幾つものスポーツを自分の中でありのままに思う存分に楽しむことができました。競技結果も周りからの評価も自分が楽しめば楽しむだけついてきました。

ただ、中学生になると多くの環境の変化の中でそんな自分は遠くの存在となります。一時はスポーツそのものが嫌いな時期もありました。高校生になると中学時代の空白を埋めようと誰よりも努力しましたが小学生の頃の「無我夢中の中でコツを掴む」感覚は取り戻せずにいました。

当時は、自分より身体が小さく、筋力がない選手でも自分より速く走れる選手がいることにわけがわかりませんでした。その差はセンスや才能という言葉でしか思いつきませんでした。負けじと、走り込みは勿論、ラダーやウエイトトレーニング、加圧トレーニングに、初動負荷トレーニング、ケトルベルでのトレーニングと自分にできる努力を積み重ねても一向に届きません。誰よりも速く走れて、誰よりもスポーツが得意だった小学生のあの頃の自分はどこにいったのだろうか。高校時代の私は、中学時代の空白期間になくしてしまったものは、あまりにも大きかったと思っていました。

そうした心境もある中で一本歯下駄と出会い冒頭で書いたように「競技者として自分に足りなかったのはこの感覚だった」と強く衝撃を受けたのです。

この感覚がなかったのだから、どんなに努力してもあの時の「無我夢中の中でコツを掴む」感覚にもならなければ、全国トップの選手にもなれなかったのは当然だと納得しました。

中学生の頃の自分のように環境の変化で苦しんでいる選手。高校生の頃の自分のようにどんなに努力しても伸び悩んでしまっている選手に、この一本歯下駄を届けたい。

それが今日まで私が一本歯下駄と16年以上関わり続け、唯一のスポーツ型一本歯下駄を取り扱っている理由です。

「本人の才能や努力」では突破できない「出会い」や「環境」のカベを突破できる可能性を一本歯下駄は、もっていると確信しています。

「出会い」や「環境」はそれなりの年齢になれば、自分で選ぶことができますが、子どもにとっては、なかなか理想な「出会い」や「環境」を自分で構築することは難しいです。

そしてそれもまた地域格差があります。

本人の気持ちや努力、才能というものがいくら揃おうとしも、それを理解してくれる大人や指導者との出会いがなければ何処かで潰されてしまう現実があります。一本歯下駄は、この部分を社会的に変えられると思うからこそ、ずっと続けてきました。

一本歯下駄の理論やトレーニングは勿論ですが、一本歯下駄を通してできたつながりを子どもたち、選手たちに地域の垣根をこえて届けることで一人一人の人生が今より楽しく、その人らしくあるものにしていけたらと思います。

そのために、このサイトを運営していますし、そうした機会を作るための仕組みやイベントを続けています。

今は、一本歯下駄認定インストラクター、一本歯下駄認定トレーナー、一本歯下駄愛好会といった形で、共にそうした環境をつくっていける方々と共有しながら、新たな出会いを楽しみにしています。

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